徳田匠が大金星を挙げる ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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徳田匠
健闘を称え合う
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徳田匠
小指は忘れずに立てる
2度目のV

 9月6日(火)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター ラウンド2の決勝戦が行われた。タイムトライアルで歴代1位のタイムを叩き出した河端に人気が集まる中、過去の優勝経験のある徳田匠(京・119期)が展開を味方につけて強豪を破り自身2度目の優勝を飾った。

 レースは残り3周を過ぎてペーサーが退避すると、5コースの後藤が前を切って1コースの徳田は冷静に迎え入れて2番手を確保した。その後は後藤と田口で壮絶な踏み合いになり、残り半周で後藤が踏み勝つと徳田が車を外に持ち出していっきにまくり、切り替えて迫る真船や大外からまくり上げた河端の猛追を振り切って先頭でゴール板を駆け抜けた。今シリーズは師匠の畑段嵐士も参戦しており、より一層気合が入っていた。決勝戦前の10Rでは師匠の畑段嵐士が勝利し11Rでは藤井昭吾が勝利と、近畿の先輩が作りだした絶好の流れを受け取るかのように徳田が好展開をモノにした。決勝後のインタビューでは「後藤さんが先に来ると思っていたし、予想通りだった。少し内に詰まったのは焦ったけど、展開が向きましたね。今回は待ちに待ったPIST6だったし、河端さんもいたので2着が優勝ぐらいの気持ちでいたけど、まさか優勝できるとは思わなかった。競輪でも早くS級に上がって師匠と連係できるように頑張ります」と今回の優勝で一気に自信がついたようだ。次回のPIST6の参戦は未定だが、「あっせんをもらったら3度目の優勝を目指して頑張ります」と意欲満々で、次回も積極的な走りで盛り上げてくれるに違いない。



髙野航記者

2022年9月6日 21時16分

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