持ち味の積極策で好スタート

　10月22日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド23の1次予選が行われた。1Rには3度の優勝実績がある徳田匠が出走し、残り2周からのロングスパートで力の違いを見せつけた。
　
　レースは残り3周を過ぎてペーサーが退避しても各選手の動きはなく、2コースの木村直隆が前との車間を空けて後方の様子をうかがう。木村は残り2周半を過ぎたあたりで一旦前を切ると、徳田匠が最後方から一気のスパートを開始。残り1周半で先頭を捕らえると、そのまま後続を突き放して先頭でゴール線を駆け抜けた。
　
　「いつもは切ってからベタ流しの先行だけど、今回は意図的に後ろを離す駆け方をしてみた。みんな自分が（早めに）来なくてやりづらかっらと思うし、思い通りのレースはできた。やっぱり体調は戻り切っていないし、めっちゃしんどかったけど、前検日の時よりはやれる感じはある」
　
　今シリーズは121期の若手や優勝経験ある実力者が大挙参戦しハイレベルのシリーズ。その中でも過去の実績では徳田が最上位の存在で、シリーズリーダーとして威厳を見せたいところだ。

• 選手詳細データ

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  徳田匠 選手京都・119期