中川誠一郎と稲垣裕之のG1ウィナーを降して白星スタート

　11月30日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド27の1次予選が行われた。3Rには3度の優勝実績を誇る徳田匠が出走し、2周半先行でG1覇者の中川誠一郎と稲垣裕之を封じて、白星スタートを決めた。
　
　レースは残り3周で6コースの稲垣が上昇すると、その動きに合わせて徳田が4コースからインを切る。残り2周半で先頭に立った徳田は徐々にペースを上げて先行態勢に入る。レースは一本棒のまま進み、残り半周で中川が3番手からまくり上げるも2番手から稲垣が車を外に持ち出し合わせて踏み不発。最後は徳田が稲垣の猛追を振り切って先頭でゴール線を駆け抜けた。

　「1コースに誠一郎さんがいたので、自分の後ろにハマられると厳しいと思って、稲垣さんの上昇に合わせて出ていった。出切ってからはどこで誠一郎さんが仕掛けてくるかわからなかったし、後ろを見る余裕もなくて前だけ見て走った。長い距離を踏んだしかなりしんどかったです。でも1着を取れてポイントにも余裕ができたし、2次予選も思い切った仕掛けができる」
　
　前場所の松阪最終日には節目勝利となる100勝を達成。流れは上向いており、強豪ひしめく今シリーズで1年ぶりのPIST6制覇を目指す。

• 選手詳細データ

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  徳田匠 選手京都・119期