特班シリーズに挑む ~川崎競輪場~

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徳田匠
近畿の先行屋としてスタイルは崩さない
近畿の徹底先行タイプ

 川崎競輪F2ナイターが6日(日)に初日を迎える。チャレンジの注目は119期の徳田匠(京都・119期)だろう。

 徳田は今年に入って1月高知、続く小松島と連続完全V。今節は特班がかかるシリーズとなっている。だが、本人はあくまでも自然体を強調する。
 「特班はまだ意識していません。8連勝したら意識します。勝ちを意識して、しょうもないレースをしたって仕方ないので。初日からいつも通りのレースをするだけですよ」
 直前の1月大垣が新型コロナウイルスの影響により開催中止。肩すかしを食らった形だが、決してそれがネガティブな要素にはなりえないだろう。
 「良い流れのまま決めたかった気持ちはあるんですけどね。でもしょうがないことなので切り替えてきました。22日も空いてしまったので、もうその間はみっちり練習。調整は入れないで来ました。疲れは開催中に抜けてくれると思うし、最終日に調子のピークが来ればいいと思っているので」
 12月佐世保でのレインボーカップを含めれば、特班のチャンスはこれで3度目。今度こそモノにして、戦いの場をステップアップする。

 4Rに出走する上遠野拓馬(宮城・119期)も12月大垣、1月前橋と連続完全Vだが、ここは特班シリーズではないようだ。その理由をこう説明する。
 「実は大垣の後に平塚のあっ旋が入っていたんですけど、前検不合格で走れなかったんです。その場合は連勝がリセットされちゃうんですよね。自分のミスなので、仕方ないです。このあとすぐに松戸の追加が入ったので、日程はキツいんですけど、ここと次の松戸で特班できるように。狙っています」
 思わぬ形で連勝がストップしてしまったが、気持ちを入れ替えてまた白星を積み重ねる。 

熊谷洋祐記者

2022年2月5日 17時39分

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