山崎賢人が初日特選を制す ~九十九島賞争奪戦~

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山崎賢人
バースデー勝利でシリーズの好スタートを切った
自らのバースデーを勝利で祝う

 12月17日に佐世保競輪開設70周年記念「九十九島賞争奪戦」が開幕した。8名が参加した地元勢からは一次予選を快勝した3Rの佐藤幸治(長崎・92期)、11Rの井上昌己(長崎・86期)ら5名が二次予選へ。メインの初日特選は打鐘前から一気にペースが上がるレースを2コーナーまくりで制した山崎賢人(長崎・111期)がシリーズの好スタートを切った。

 20代の若手機動ばかりで争われた12Rの初日特選は打鐘からハイピッチの争いに。打鐘過ぎに松本貴治(愛媛・111期)が先行態勢に入ると、番手に入った新山響平(青森・107期)が口が空きながらも追いかけてきた小川真太郎(徳島・107期)を制して1コーナーまくり。赤板過ぎに新山に突っ張られた山崎賢人だったが、打鐘過ぎから早めに巻き返すと単騎で前に出た新山を目がけて2コーナーまくりを決めた。
 「後手になった組み立ては反省。後ろになってヤバいと思ったけど、松本君(ラインを)目がけて行った。ずっと追いかける感じで自力は出してない。勝てて良かったです。練習の感じより、(レースの方が)いい感じがします」
 偶然にも開催初日の今日が28歳の誕生日。レース後にそのことを記者に振られたが、「そうですね。後輩たちも覚えてないみたいです…」と、本人も言われてはじめて思い出したと言わんばかりの表情。28歳の好スタートを切った山崎が、勢いそのままに地元記念初優勝に挑む。

音無剛記者

2020年12月17日 19時06分

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