単騎の浅井康太が初日特選を制す ~立川競輪場~

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浅井康太
気温6℃、風速4.0mと過酷な状況化で感性を研ぎ澄ませて見事に勝利
冷静な判断力と立ち回りで好発進

 1月4日(火)に初日を迎えた立川競輪開設70周年記念『鳳凰賞典レース』。初日特選の12レースでは追加参戦の浅井康太(三重・90期)が巧く先手ラインを見極めて好位をキープ。新田祐大の動きを警戒しながら抜け出し2022年の初戦で白星ゲット。S班3名をまとめて破り2日目以降に弾みをつけた。

 初手の並びは単騎の新田祐大が正攻法に構え、その後ろに清水裕友-桑原大志の山口コンビ。単騎戦の浅井康太は4番手の位置で周回を重ねる。太田竜馬、吉田拓矢の順番で動いた上を清水が打鐘で叩いて先頭に立つと、そのまま山口コンビを追い掛けていき3番手をしっかりとキープ。新田が俊敏に4番手へと追い上げて残り一周。桑原との車間を2車身程度空けて間合いを取った浅井は最終3コーナーからまくりを狙った新田祐大を張りながら車を外に持ち出すと、直線で鋭く抜け出しゴール線へ一番乗り。

 「新田君がすごい勢いで来たんで、そこをしっかりと合わせられた。(最終)2コーナー手前で1回振って、そのまま詰めてまくれば良かったけど。あれだと(新田を)引き出してしまうので、(新田が)来たタイミングでと。しっかりと判断をして走れました。最後まで脚をためられたのが勝因だと思います。1着が取れたので、浅井ファンにはいいお年玉になったんじゃないかなと」
 
 2日目の二次予選7レースは連係実績豊富な川口聖二の番手回り。的確に援護しながら鋭い決め脚を発揮して準決勝進出を目指す。

細川和輝記者

2022年1月4日 17時38分

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