中野慎詞は初の野外でも問題ない ~取手競輪場~

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中野慎詞
満面の笑みでガッツポーズ
5連勝へ視界良好!

 取手競輪場で1月10日(月)からF2ガールズ戦が開催されている。元日の前橋競輪場でデビューした早期卒業生の中野慎詞(岩手・121期)は初日の5レースに登場して後ろ攻めから叩いて主導権を握りラインを上位独占に導いて自身も白星スタートを決めた。
 「デビュー戦よりも落ち着いて、リラックスして走れました。伊藤(之人)さんがスタート早いと聞いていたので、前が取れなければ後ろからと話していた。そうなったときは下手に押さえるよりも打鐘でいく作戦でした。出切るときもガツンと踏むと後ろがキツくなると思ってジワーっと仕掛けた」と2場所目にして後ろを気遣う余裕も出てきた。「寒い中でのレースが初めてだったからすぐに脚にきましたね。思ったよりも重かったけどバンクは軽かったですね」と自身の状態とバンクの感触もつかんだ。「前回はガンガンと仕掛け過ぎたから今回はペース配分を考えて走った。最初はじわっと踏んで、後半に上げる方が良いと(師匠の佐藤友和から)アドバイスをもらった。これからも色んなパターンで仕掛けたい」と憧れの師匠の助言をすぐに聞き入れて実戦に取り入れるのみ込みの早さも見せる。早期卒業生の金看板を背負うだけに準決勝もラインを上位独占に導くレースを披露してくれそうだ。

池端航一記者

2022年1月10日 17時58分

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