深谷知広が古巣の地で『金鯱賞争奪戦』を初V ~名古屋競輪場~


2月に行われた『たちあおい賞争奪戦』以来となる通算23度目のGⅢ制覇を達成
3月4日に名古屋競輪場で行われた開場75周年記念『金鯱賞争奪戦』は深谷知広(静岡・96期)が郡司浩平を目標にゴール前で抜け出した。古巣となる当所記念は初Vとなり、通算23度目のGⅢ制覇を達成した。
【レース経過】
号砲とともに内枠3車に加えて8番車の笠松信幸が飛び出しスタート合戦になる。最内枠の山田英明が車を下げると、郡司浩平がそのままスタートを取り前受けからレースを進める。赤板では新山響平が郡司を押さえて一旦ペースを緩めると、後方となった小林泰正がさらにその上を押さえて打鐘前で先頭に立つ。3番手に入った新山は前との車間を空け後方の様子をうかがうと、打鐘4コーナーから一気にスパートを開始。小林がその動きを合わせにかかるが、新山が最終1センター付近で小林を叩き切る。新山ラインの動きに乗っていた郡司はそのスピードをもらいながら2コーナーからまくり上げるが、新山が猛抵抗し両者で踏み合いになる。最後は郡司が踏み勝ち直線で新山を捕らえて、後位で脚をためていた深谷知広がゴール前で突き抜けた。
【優勝者 深谷 知広選手インタビュー】
「(ファンの声援がすごく)(元)地元って感じがじましたね。愛知(籍)時代は名古屋(記念)は獲れなかったし、(獲りたい)思いはあってうれしかった。(レースプランは)基本的には郡司に任せていた。後ろに付いていてずっとスピードが上がる感じがしたけど、郡司のスピードなら大丈夫だろうと、安心して付いていた。(並びについては)お互いで話して、どう折り合うかですけど、前回(全日本選抜競輪)は自分が前を回っていて、今回は初日(郡司が前を回り)のことも含めてでした。(郡司とは)前でも後ろでもいい関係を作れれば。(ウィナーズカップまでは)立て続けにレースが続くので集中力を切らさないように。(当所で行われるダービーまでは)気合いを入れて頑張りたい」
2025年3月4日 17時57分
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選手詳細データ
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深谷知広 選手静岡・96期