深谷知広が伊東記念を制す ~伊東温泉競輪場~

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深谷知広
バンク内で賞金ボードを掲げる
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ゴール線をめがけてハンドルを目一杯投げる深谷知広
通算24度目のG3制覇

 12月14日(日)に伊東温泉競輪場で開設75周年記念『椿賞争奪戦GⅢ』の決勝戦が実施され、地元の深谷知広(静岡・96期)が力強いまくりで優勝を果たした。 
 
 レースでは号砲とともに深谷知広が飛び出して、簗田一輝を背に正攻法に構える。その後ろには清水裕友―松浦悠士の中国コンビが構え、三谷竜生が率いる近畿勢がその後ろに陣を取る。後ろ攻めとなった中野慎詞が青板周回から上昇していき、突っ張り気味に踏み込む深谷を制して先頭に立つ。その上を叩きに行こうとした三谷であったが、簗田に弾かれてスピードが鈍る。中野がそのままピッチを上げて主導権取りに出たが、うまく3番手の位置を確保した深谷が打鐘過ぎから車間を空け始めて後方の別線を警戒する。最終1センター付近から踏み込んでいった深谷は車間を空けて待ち構えていた成田和也のブロックが届かない上を勢いよく通過する。直線で外を迫る簗田を1車輪差で振り切ってゴール線へと飛び込んだ。

【優勝者 深谷知広選手インタビュー】
 「優勝できて良かった。中野君が来るなって思っていて、簗田君が位置を確保してくれた。清水君が仕掛けてくるのは警戒していた。成田さんも車間を空けていたし、仕掛けていくタイミングは難しかったけど、脚も溜めつつ踏み出していけたので良かったと思う。4日間通して先行もまくりもできて、充実した開催でした。簗田君とも連係できたし、貴重な大会だったと思う。(1年振り返って)前半良くて、そのあとケガがあって上手く機能しない1年だったので、来年は上手く付き合えるようにしたい。膝の状態がここ数週間で良くなったので、また来年戦えるように練習をしていきたい」
 

本吉慶司記者

2025年12月14日 17時53分

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