賞金加算を狙う守澤太が登場‼ ~防府競輪場~

photo-20742
守澤太志
初のGP出場へ正念場を迎える
8位の山田英明とはわずか30万円差

 地元のエース清水裕友の大会三連覇で幕を閉じた『周防国府杯争奪戦』から一週間。11月10日(火)から防府競輪場を舞台に『第50回毛利賞争奪戦』が開催される。初のグランプリ出場が視野に入っている守澤太志(96期・秋田)がS級初日特選に登場する。今年は3月に福井競輪場で行われたウィナーズカップで決勝進出を果たすと、優勝した松浦悠士と1/4輪差の準優勝。8月に名古屋で行われたオールスター競輪では約3年ぶりとなるG1の決勝へ勝ち進み、10月の寛仁親王牌でも見事に優参とビッグレースでも存在感を高めている。
 
 11月8日(日)に最終日を終えた四日市記念は佐藤慎太郎は約5年半ぶりの優勝を飾り、賞金ランクを5位まで上げてグランプリ出場へほぼ安全圏に突入した。『周防国府杯争奪戦』で準優勝の和田健太郎は賞金ランク7位で8位の山田英明とは約500万円差をつけているが、8位の山田英明と9位の守澤太志の差はわずが30万円ほど。初日特選の1着賞金は23万円で少しでも上積みして競輪祭前までに山田との差を広げたい守澤太志にとっては大事なシリーズとなる。
 
 今シリーズのS級戦に参戦している北日本勢は1、2班を合わせて6名。守澤の味方となる機動型は初日にも連係する山崎芳仁と、予選9レースに登場する佐藤雅春の2名だが、前回岐阜の決勝戦で地元の山口拳矢や古性優作を相手に逃げ切っている守澤ならいざとなれば自らでも動く準備はできているだろう。競輪祭へ繋げるためにも連続Vはもちろんのこと、初日から高い集中力で白星のみを追求する。 

細川和輝記者

2020年11月9日 15時26分

開催情報

ページトップへ