浅井康太が400勝達成! ~別府競輪場~
3日目には400勝達成記念式典も
別府競輪場で開催中の開設70周年記念「オランダ王国友好杯」の2日目、二次予選8Rで浅井康太(三重・90期)が通算400勝を達成した。
昨年大会の二次予選でもワンツーを決めた皿屋豊(三重・111期)に前を任せてのレース。打鐘前から皿屋と小川丈太(徳島・111期)で踏み合いになったところを最終ホームから大石剣士(静岡・109期)がまくってきたが、浅井は小川をドカして2コーナーから番手まくりで押し切った。
「作戦は後ろから行って、小川君を出さすか、出させないか。そこはタイミングで、(出させて)中団でも大石君より先に仕掛ける感じだった。前回、前々回、僕と連係したときにいいレースができなかったから、皿屋さんはしっかり駆け切りたいってことだったみたいです。小川君とからんでたので、行くタイミングが難しかったけど、(大石との)スピード差があり過ぎたので出て行った。8割ぐらいの感覚で出て、ペースでまくれたけど、最後まで長かったですね」
競輪祭で落車した体で「痛み自体はある」という。それでも今大会出場を決めたのは年内に400勝を決めたい、そして昨年2月全日本選抜の準決勝で落車、失格して期待を裏切ってしまった別府のファンに対する思いがあったからだ。
「ここで400勝が取れれば何か変わるかもしれないと思ったので。別府というところでお客さん(の期待)に応えたい。その気持ちで走りました。(勝者インタビューがある)勝ち上がりでお客さんの前にも出られるので、それは良かったのかな。400勝はうれしいことでもありますし、1勝することで落ち着いたり、もう1回やれるなって気持ちになる。また次の100勝、200勝を目指していきたい」
浅井の気持ちに応えるように3日目の4R終了後にはバンク内で400勝記念式典を実施する別府競輪場の粋な計らい。勝負の準決勝を前に、別府のファンの熱い声援が浅井に送られそうだ。
2020年12月4日 19時02分
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選手詳細データ
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浅井康太 選手三重・90期