北井佑季がレインボーカップ制覇 ~佐世保競輪場~

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北井佑季
優勝を勝ち取りガッツポーズ
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1着でゴール線を通過する7番車の北井佑季選手
神奈川の絆を示した!

 開設71周年記念佐世保競輪『九十九島賞争奪戦』の最終日、第9レースでレインボーカップチャレンジファイナルが行われ、北井佑季(神奈川・119期)が優勝した。

 レースは、前受けした金田涼馬が赤板で叩きにきた渡口勝成を突っ張り主導権を渡さない。打鐘で隊列が一本棒になるも、2センターで7番手の位置から平山優太がスピード良く巻き返して最終1コーナーで逃げる金田を捕える。すると金田を目標にしていた北井は2コーナーから自力を発動。合わせて番手まくりに出た窪木一茂の上を軽々と乗り越えると、そのまま後続を突き放してゴール。

 「神奈川が3人並んで、金田君が気持ちでいってくれたおかげで結果、梅田君とワンツーができた。金田君が前受けから行ける所までいくと言ってくれて強い気持ちで赤板からモガいてくれた。(北日本勢に出られて)後ろから(別線に)こられると思い、彼の気持ちに応えて梅田君と決まるようにいかせてもらった」とレースを振り返り、先頭を買って出てくれた金田の頑張りにも感謝した。「養成所に入る前から師匠(高木隆弘・64期)に面倒を見てもらっていたから師匠に追い付けるようにこれからもやっていきたい」と目指すは師匠の待つS級だ。「(1、2班でも)まずは長い距離、積極的なレースを繰り返して脚を付けて結果が伴ってくるようになってS級にいければいいなと思う。お世話になっている師匠や、金田君の気持ちを背負ってこれからも一走、一走、走っていきたい」とA級上位戦に参戦しても積極スタイルを貫く構えで、これからの活躍に期待したい。

池端航一記者

2021年12月26日 17時23分

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