中野慎詞が特別昇班を達成 ~立川競輪場~

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中野慎詞
デビューから約1ヶ月半でチャレンジを卒業
豪快なまくりで決めた

 2月12日(土)、立川競輪場で行われているF2ガールズシリーズの最終日。第8レースのチャレンジ決勝で中野慎詞(岩手・121期)が完全優勝。デビュー場所の前橋、取手に続いて3場所連続での完全優勝により特別昇班を達成した。

 レースは中野が正攻法に構えると、後ろ攻めとなった深瀬泰我が赤板過ぎたから上昇。深瀬が打鐘では押さえてペースアップすると、中野は2コーナーから反撃開始。瞬く間に、逃げる深瀬をのみこむと追走する平山優太を寄せ付けずに完全優勝を決めた。

 11日付の記事でも触れたが、「9連勝はあくまで通過点で18連勝を目指している」と早期卒業生として注目される立場になることは自覚しており、S級までは負けずにたどり着く覚悟を持っている。
 予選、準決勝では先行策だったが、決勝戦では「ライン決着を考えているが、勝ちにいく仕掛けになる」と話していたとおり先行にこだわらず、まくりとなったがしっかりと番手とワンツーで決めてみせた。

 これからは1・2班戦へステージを移すが高い目標を達成するためにも、S級までは立ち止まらない。

角田祐馬記者

2022年2月12日 14時30分

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