圧巻のカマシでデビュー18連勝を達成

　4月16日に青森競輪場で開催されたF1ナイターのA級決勝戦で、121期早期卒業生の中野慎詞が鮮やかなカマシで優勝。2月平塚、3月いわき平に続く3場所連続の完全優勝となり、見事S級への特別昇級を果たした。
　
　15日に行われた準決勝後には、「昨日よりは感覚が良くて、最後まで踏み切れた。乗るにつれて鉄のフレームの感覚も思い出しますね。ここまできたら（特別昇級を）決めたい。自信を持って駆けたいです」と状態面も日ごとに上向いており、集中力も高くキープしていた。「一番お世話になっている（高橋）晋也さんにはS級に上がった時には緩んだ時には行かないといけないってアドバイスも貰っているし、S級を意識した走りをしたい」と決勝戦では緩んだところを逃さず一気に仕掛けて見事ラインでワンツースリーを決めた。
　
　野球界では大谷翔平や佐々木朗希など岩手出身のアスリートが活躍しているが、競輪界にも岩手出身のニュースターが誕生しそうな予感だ。

• 選手詳細データ

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  中野慎詞 選手岩手・121期