皿屋豊が悲願の初Vへ好発進 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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皿屋豊
「今回こそ優勝できるように」と意気込む
2周先行で後続を完封

 1月13日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023 ラウンド33の1次予選が行われた。3RにはS級1班の皿屋豊が出走し、2周先行で白星スタートを切った。

 レースは残り3周でペーサーが退避すると5コースの栗田万生がインを切って、それを追った穴井利久がその上を押える。5番手となった皿屋はスローペースとなった所を見逃さず、残り2周半を過ぎた辺りでスパートを開始。残り2周で先頭の穴井を叩き切るとそのまま先行態勢に入る。その後は追った佐藤友和と二人旅となり、後続を完封して押し切った。

 「残り2周くらいから仕掛けようと思っていたけど、あんなに早く自分の順番がくるとは思わなかった。栗田君が先に動くのも想定外。皆がペースで踏んでいる感じがあって緩んでいたので行きました。出切ってからは流れている感じがあったしそのまま駆けた感じ。後ろがどんな感じになっているかはわからなかった。しっかり踏み上げたのも残り1周ぐらいからだったし、脚へのダメージもそこまでない。まあ勝てたのはたまたまですけどね」

 前々回のPIST6 2023 ラウンド24の決勝では1位入線し、悲願の初Vを達成かと思われたが無念の失格。続く前回のPIST6 2023 ラウンド28の決勝も堀江省吾に破れ準Vと、悔しい結果が続いているが、傑出者不在の今シリーズなら大願成就を果たすシーンも十分にありそうだ。

髙野航記者

2024年1月13日 15時25分

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