寒波到来で皿屋豊が絶好調!? ~玉野競輪~

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皿屋豊
重バンクを味方につける
重バンクはお任せあれ

 広島競輪開設71周年記念in玉野『ひろしまピースカップGⅢ』は、22日(金)に2日目が行われた。8レースでは、皿屋豊(三重・111期)が豪快なまくりを決めて2着で二次予選を突破。得意とする重走路で暴れまくっている。

 強烈な寒波の影響で、日本列島が厳しい寒さに包まれている。もちろん玉野競輪場も例外ではなく、この日の最低気温予報は2℃。さらに、瀬戸内海から来る強風も相まって、選手はみな四苦八苦。そんななか、皿屋は前検日から「やっと俺の季節が来ました」と満面の笑みを浮かべる。強地脚を誇る皿屋は、バンクコンディションが荒れれば荒れるほど生き生きとするのだ。8レースは、番手に付いた浅井康太が「最終1、2、3、コーナーでは抜ける気がしなかった」と絶賛するほどの強さで別線を一蹴した。皿屋本人も、納得の表情でレースを振り返る。
 「風が強くて寒くて、良いコンディションですね(笑)。うまく風を味方につけられてます。この感じなら、長い距離でも勝負できそうな気がしますね。準決は、状況に応じて先行も視野に組み立てたいですね」

 準決勝10レースは、浅井と再タッグ。しかし、皿屋と同じく重走路を得意とする野口裕史もいる。パワーバトルを制するのはどちらのオールドルーキーか、見応えたっぷりの一戦となりそうだ。

熊谷洋祐記者

2023年12月22日 18時37分

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