仕切り直したS級S班 ~名古屋競輪~

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清水裕友
久し振りの1着で流れを取り戻したか
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松浦悠士
今節は3日間続けての自力勝負
両者共に2次予選を1着で通過

 名古屋競輪開場72周年記念『金鯱賞争奪戦』は4日(金)に2日目が行われた。S級S班の清水裕友(山口・105期)と、松浦悠士(広島・98期)は共に1着で準決勝へと勝ち上がった。

 まず11Rには清水が出走。原口昌平を決めて中団を取り切り、早坂秀悟率いる東日本勢を豪快にまくった。これが1月豊橋記念以来の1着だった。
 「早坂さんを叩くかどうかでしたけど、自分の状態的にも良くないので無理やり叩きにいくよりは位置を取って勝負しようと思っていました。(2コーナーで)詰まったので行った感じですね。出は良くないかなって感じでした。昨日よりはマシかなってくらいで。山下さんも脚があるので振り切れたのは良かったですけど。最近は人気に応えられていなかったので良かったです」

 メインの12Rには松浦が登場。5番手外で併走する展開だったが、全く隙のない走りで実力を示した。
 「結果的には外併走しなくてもよかったかな。踏み合っていたし、7番手でもよかったと思う。でも、伏見さんの番手まくりの上を乗り越えられているのでいい。昨日(初日)よりも踏み込んだ感じがよかった。自転車のパーツ、チェーンと小ギアを変えてよくなったりましたね」
 両者共に初日特選のうっ憤を晴らす白星をてに3日目に備える。準決勝も清水が11R、松浦が12Rに出走予定。仕切り直しに成功した中国ゴールデンコンビが、S班としての責務を果たす。

熊谷洋祐記者

2022年3月4日 19時23分

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