深谷知広がぶっちぎりでV ~小田原記念~

photo-48587
深谷知広
賞金ボードを掲げて記念撮影
photo-48588
単騎カマシで2着に7車身差の圧勝
5年ぶり17回目のG3制覇

 小田原競輪開設73周年記念『北条早雲杯争奪戦』は28日(日)に決勝戦が行われた。激戦を制したのは深谷知広(静岡・96期)。落車のアクシデントはあったものの、単騎カマシで後続をぶっちぎって圧勝した。

 後ろ攻めの郡司浩平が青板3コーナーから動き出して、中団の深谷にフタをする意外な展開。深谷と初連係だった田中晴基は呼吸が合わなかったのか、2センターで深谷に追突して落車してしまう。このアクシデントで、全員が一瞬こう着状態に陥ったが、態勢を整えた深谷は打鍾前2コーナーから単騎カマシを決行する。内をすくって前に出ていた清水裕友がカマシに反応して踏み込むが、深谷の圧倒的なスピードの前に瞬く間に突き放されて、最終ホームでは約10車身ほど車間が空いてしまう。清水を追った郡司が2コーナーから番手まくりに出て差を詰めるが、時すでに遅し。最後まで踏み切った深谷が、2着に7車身差を付けて優勝をかっさらった。
 「(記念優勝は)久しぶり過ぎて記憶にないですね。素直に嬉しいです。(初手で)中団は想定していなかった。郡司君が後ろ攻めにこだわったので、切って自分達待ちで中団かなと。(フタされて)そこの想定外で(田中)晴基さんと呼吸が合わなかった。(田中と接触し)結構な衝撃があったので、自転車は大丈夫か確認して、前団でけん制し合っているしチャンスだなと思って全開で行った。手応えとしてはカマし切っているのでよかった。でも、メンバーもメンバーなので、誰も来ないでくれと思っていました。先行して逃げ切っているので、落車がなければ100点満点でした」

 4度目の大会制覇を狙った郡司だが、力及ばず2着。同地区の深谷との別線勝負で、その組み立てが注目された。
 「4車でしたし、ギリギリまで(深谷に)フタをして、少しでも深谷さんのタイミングを遅らせて落ち着いたところで思いっきり行きたかった。4車で(先行とまくりの)両面を考えられるように。どっちも考えた中での後ろ攻め。フタをして、遅めに行かせて、突っ張り切るか、出させてまくりになるかどうかはその時の判断でした。改めて深谷さんの強さを思い知りました」

熊谷洋祐記者

2022年8月28日 17時40分

開催情報

ページトップへ