深谷知広が共同通信社杯を制覇! ~青森競輪場~

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深谷知広
優勝トロフィーを掲げて記念撮影
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深谷知広
タテへ踏んだ2番車の深谷が先頭でゴール線を通過
14年サマーナイト以来のビッグレースV

 9月18日に青森競輪場で『第39回共同通信社杯』の決勝戦が行われて、深谷知広(静岡。96期)が優勝。ビッグレースの優勝は2014年8月のサマーナイトフェスティバル以来だった。

 レースは近畿勢が前受けで静岡勢が中団、その後ろに単騎の新山響平で中四国勢、最後方に嘉永泰斗となった。青板周回で後ろ攻めの中四国勢が中団の静岡勢をフタすると青板3コーナーで中団の渡辺雄太が後方へと下げて赤板を通過。中団から佐々木豪が押さえにいって2コーナーで先頭に立つが打鐘を目掛けて渡邊が一気に叩きにいく。鐘4コーナーでライン2車で出切るも初手から追っていた新山響平が単騎でカマシにいく。1コーナーで出切ると後続をぐんぐんと離す。深谷は1センターで嘉永を張って2コーナーで完全に止めて渡邊に新山を追わせるが、距離は縮まらず2センターでタテへ踏む。単騎で逃げ切りを図っていた新山を直線で捕らえて1着でゴールした。

 「新聞を見て9年も経ったんだなと。力が落ちてる中で勝ててなくて。良い練習できて力がついてきていると感じになってその中で勝てて良かった。(静岡に移籍して)練習仲間が増えて年下の選手がかなり多くて責任感あって、引きあげてもらった。(雄太は)連係何度もあるけど、G2決勝での連係は初めてで力がわかっているその中でうまく力を発揮すれば互いにチャンスあると思っていた。最後方だけは避けたいと考えていて、単騎もいて周回の予想がつかない。後ろだけは避けてあとは流れでと。単騎は基本、考えずにまずは中四国の動向を注視していた。早めに押さえにきて、引いたほうが良いと思った所で(雄太が)引き出して考えが一致していた。そこからは安心して付いていた。雄太の動きをみていく気配を察知した。(佐々木が)流しているのは予想していなかった。(雄太は)かなり良いレースだったと思う。新山君が一瞬でヨコにきて止められる感じではなかったから雄太を入れたいなと。そこで嘉永君がいたので止めて、そこはうまくいった。番手を回ることが増えて最初より余裕をもって走れている。前を見た時に新山君が見えず車間がどれだけ空いているのか読めなかった。自分の間合いというか踏ませてもらった。出が悪くて届かないかと思ったけど、そこからガムシャラに踏んでどんどんと詰まっていけるかなと。(ゴールした直後は)嬉しい気持ちでいっぱい。ラインとして強くなる位置を選択していきたい。その中で任せた選手にもチャンスがある仕掛けをしてほしい。いかないといけない立場の選手もいると思うから葛藤があるけど、ラインとして強くなる選手になりたい。ここは最終目標じゃない。戦える力をつけていかないと。いけないからもっと頑張ろうと。来月からきつい練習期間に入る。そこをみんなで乗り越えて成長できるように」

池端航一記者

2023年9月18日 18時14分

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