ラインの絆で清水裕友が大会6連覇を達成 ~玉野競輪場~

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清水裕友
表彰式で優勝カップを手にポーズ決める
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番手まくりを放った取鳥を1車輪差で交わしてゴール
ライン3番手回りから前人未到の大会6連覇を達成

 11月5日(日)に玉野競輪場で行われた防府競輪解説74周年記念『周防国府杯争奪戦』の決勝は4車で結束して中四国ラインの先頭を任された犬伏湧也が正攻法の構えから突っ張り先行でレースを支配。番手を回っていた取鳥雄吾が最終2コーナーから番手まくりを放つと、3番手を回っていた清水裕友(105期・山口)が古性優作のまくりをブロック。直線で取鳥雄吾を差し切って大会6連覇を達成した。
 
 スタートで勢いよく飛び出した清水裕友がSを取り、中四国勢が正攻法に構える。古性優作が稲川翔を背に中団に構え、外枠の高久保雄介が村上博幸を背に7番手に陣を取って単騎の中本匠栄が9番手で周回を重ねる。赤板手前から上昇してきた高久保雄介を犬伏湧也が突っ張ると、高久保雄介は簡単には車を下げず取鳥雄吾の横で併走する。責任ある位置を任されていた取鳥雄吾は怯むことなく打鐘過ぎ2センターで高久保雄介を外に飛ばす。古性優作が最終1センターからまくりを放ったが、気配を察知した取鳥雄吾が最終2コーナーから番手まくり。最終3コーナーで清水裕友が古性優作を懸命にブロックすると、返す刀で直線で抜け出した。
 
 【清水 裕友(1着)】
「凄いチャンスある位置だったんで。それぞれが仕事してゴール前勝負できるようにと思っていました。とにかく連係を外さないように考えていました。外したら全部が崩れてしまうので。まずは追走に専念してからって感じで。高久保さんの抵抗が凄かったので。消耗されてきつかったですね。前の二人が強すぎていっぱいでした。古性さんのスピードがかなり良くて自分よりも体が超えそうだったので、当たって止まってくれればって。松浦さんには申し訳ない感じになりましたね。なかなか戻れなかったので。優勝できてうれしいのもあるんですけど、今日は本当にきつかったですね。最後は抜けないまであるなって感じで。バンクコンディションも重かったですね。それが緊張からなのかもですけど。防府の時はプレッシャーに負けそうになるんですけど、(今回は玉野で)いつもより肩の力を抜いてリラックスできていたのかなって感じです。来年は新しい防府競輪場で(7連覇を目指して)戦えるようにしっかり1年間がんばります」

細川和輝記者

2023年11月5日 17時37分

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