初日特選は深谷知広が制す ~川崎競輪場~

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深谷知広
まくり強襲で激戦を制す
地元勢との別線勝負を力でのみ込んだ

 1月18日、川崎競輪場で開設74周年「桜花賞・海老澤清杯」の初日が行われた。初日特選はグランプリ王者・松浦悠士を含めたS班4名に地元のエース郡司浩平など豪華メンバーが激突。レースは地元の先頭を走った北井佑季の突っ張り先行を清水裕友が中団からまくり出るが、郡司のけん制にあって失速。大外を深谷知広が強襲した。

 1着の深谷は「(初手は)車番も悪いし、この位置になるのは想定していた。中団に強い選手もいましたし、届く感覚はなかった。1人ずつ越えてと思っていました。煽りというか、ブロックの影響を受けなかったでゴール前に伸びたのかな」とレースを振り返った。

 「自分の中では余裕がなくて、練習ができていないからなのかと。余裕があればホームで行くタイミングもあったので」と勝利はしたものの状態面は万全ではない様子。「疲れを取ることに専念して、今できることをやりたい」と二次予選に目を向けた。

 前検日には地元3人と別線勝負になることは割り切っていた。「初日っていうのもあるし、これが勝ち上がりとか、決勝になれば別(の話)ですけどね。そこは柔軟に対応したい」。力勝負を制した深谷は明日行われる二次予選で同期の松谷秀幸と連係して上位独占を狙う。

小山裕哉記者

2024年1月18日 17時26分

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