消耗戦をまくり一閃

　4月20日に西武園競輪場で開設74周年記念「ゴールド・ウイング賞」の初日が開催された。12Rには初日特選が行われて、豪華メンバーがそろった一戦は単騎の深谷知広が3番手からの2角まくりで激戦を制した。

　「車番も良かったので、スタートは前々と思っていた。1つのラインは入れてもいいかなっていうのがあったので、結果的には一番いい位置になりました。眞杉（匠）君が（脇本雄太を）突っ張り切る感覚があった。それで安心して自分の行く位置を考えてました。いい位置からまくれたので良かった。仕掛けた感じも悪くない。（仕掛けてからは残り）半周だったので、踏み続けていました。ケアと準備をしっかりして二次予選に臨みたい」

　近況は以前とは異なり器用さも増して戦法の幅を広げている。死角も少なく安定が増した深谷が、初日特選を制した勢いで二次予選も力の違いを見せつける。

• 選手詳細データ

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  深谷知広 選手静岡・96期