南関勢の並びは郡司浩平-深谷知広 ~大宮競輪場~

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深谷知広
今年は新たなスタイルを見せる
深谷は昨年の伊東温泉記念から心境の変化を語る

 1月19日から東日本発祥74周年「倉茂記念杯」が大宮競輪場で行われる。18日の前検日に参加選手が集合。初日特選は豪華メンバーがそろったが、南関勢の並びは郡司浩平が前回りとなり、深谷知広が番手を回ることになった。以前から2人の前後に注目が集まっていたが、今回が初めて郡司の前回りというラインになった。

 郡司といえば輪界を代表する万能型の選手。「(深谷の前は)初めてですね。メンバー構成もありますけど、今後のことを考えながら、お互いの経験だと思いますので今回が自分が前で。深谷さんにできないことを求められると思うし、しっかり組み立てていきたい」と対戦相手の機動型は新山響平や、吉田有希といった積極タイプだけに、立ち回りの巧さを生かしたレースを見せる。

 深谷は「メンバーの構成的に郡司君の巧さが活きると思うので、自分が後ろで勉強していきたい。南関で一番強い選手ですし、後ろで得るものもあると思うので楽しみですね」と、この並びを経験することで今後の競走の幅も広がるだろう。昨年末の伊東温泉記念に参加した時にも「(GⅠでは)競輪祭でひと区切り。来年のスタートに向けても立ち位置、立ち回りを考えて、任せようかと。時と場合で選択肢を示していければ」と初めて渡邉雄太の後ろを回り、今年のGⅠ戦線や、新しいレーススタイルの模索は始まっていた。

 19日、12Rに行われる初日特選の南関連係に注目だ。
 

小山裕哉記者

2023年1月18日 14時02分

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