6年ぶりにS班として戦う深谷知広 ~大宮競輪場~

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深谷知広
昨年の当地記念覇者
SS班は「気が引き締まる」

 1月5日、大宮競輪場で東日本発祥75周年倉茂記念杯の初日が行われた。ディフェンディングチャンピオンの深谷知広が今年はS班として出走。初日は迫力満点の先行策を見せた。

 昨年の深谷は郡司浩平の番手から優勝をつかみ、そこからレーススタイルの変化につながったのかを聞いた。「あれは2、3年前から決めていたことなんです。20年から21年のシーズンには23年からはと決めていました」と以前から考えていたことを実践した1年だったようだ。

 共同通信社の決勝では渡邉雄太を目標から道中で嘉永泰斗を張って進路を確保してから鋭く追い込み、競輪祭の準決勝は前受けから突っ張って脇本雄太ラインの3番手を確保。そこから追い込んでいた。グランプリでのレースもそうだ。単騎での戦いだったが、しっかりと位置を確保してからの仕掛けだったし、昨年は新しい戦い方を何度も見せてきた。

 「昨年の変化を定着させること」を今年の目標に掲げている。記念の二次予選などでは力でねじ伏せるレースになりそうだが、実力が拮抗したレースでは強気に攻めるシーンも見られそうだ。

小山裕哉記者

2024年1月5日 18時30分

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