皿屋豊が逃げ切って白星発進 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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皿屋豊
気を引き締めてナイトに備える
デキは良好

 10月1日(土)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター ラウンド5の一次予選が行われた。2Rには皿屋豊が1番車で出走し、持ち味の先行策で堂々の逃げ切りを決めた。

 レースは残り3周で5コースの関根崇人が仕掛ける。皿屋はその動きに合わせてインを切って、そのまま先行体勢に入った。その後は後方からの仕掛けはなくペースで駆けで後続を翻弄した。最後は後位から迫る中村浩士の猛追を振り切って先頭でゴール板を通過した。

 PIST6は2回目の参戦。今回は初参戦となった前回の反省を生かして臨むシリーズだ。 
 「前回はたまたま決勝に乗れた感じ。実力的にはまだまだだし、組み立てや仕掛けのタイミングも甘い。地元記念に向けて長い距離を踏めるようにしたい」と宣言通りの積極策で有言実行を果たした。 
 
 レース後は「そんなに駆ける選手がいなかったので、じわじわ踏み上げて抜かれないようにした。まだ1周ぐらいは行けそう」と強気の発言も飛び出した。
 
 終始追走していた中村も「流石ですね。出てから踏み上げていく感じが凄い。自分なりに行けるチャンスを待ったけどダメだった」と、その先行力を高く評価していた。 

 アマチュア時代から自転車競技の実績は豊富な皿屋。「ウエイトもできるようになって、調子も良くなっている」と今回はデキが良さそうで、一気に初戴冠というシーンもありそうだ。

髙野航記者

2022年10月1日 14時32分

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