S班コンビが別線を圧倒 ~広島競輪場~

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清水裕友
共同記者会見を終えてガッツポーズを決める
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ゆっくりと二人でレースを振り返る松浦(左)と清水(右)
背中から感じた松浦悠の〝凄さ〟

 3月4日(木)に広島競輪場を舞台に幕を開けた玉野競輪開設70周年記念『瀬戸の王子杯争奪戦』の初日特選は松浦悠士(98期・広島)と清水裕友(105期・山口)のS班コンビが別線に手も足も出させず好連係を披露してワンツー決着。共に好感触を掴んで2次予選へ駒を進めた。
 
 初日特選で松浦の番手回りから勝利を手にした清水は肌で感じた〝凄さ〟を口にする。
 「やっぱり松浦さんは凄いっすね。自分があのタイミングから仕掛けてあの距離を踏んでいたら4、5着まで沈んでいたと思いますよ。本人はタレたって言ってますけど、そりゃタレますよね、あれだけ行けば。2着に残った松浦さんが凄すぎる。仕掛けるタイミングとか道中の緩急の付け方。踏み方も勉強になりましたね。2日目は自力なので初日に感じたことをレースで生かしたいですね」

 松浦は思い通りにレースを進められた初日特選を満足そうに振り返る。
 「最終ホームか、早ければジャン4コーナーから仕掛けるつもりでいたのでいたので。踏み込んだ感触もスピードの乗りも良かったですね。最後にタレてしまったのは調子が良すぎてスピードが出過ぎてしまったからだと思う。かなりいい感じだと思います。このまま何も変えずステイで行けますね。2日目も行ける所からしっかりと仕掛けたい」

 2日目は分かれて清水は10レース、松浦は12レースで別線を迎え撃つ。この勢いのまま決勝まで突っ走って再び好連係を見せてくれるだろう。

細川和輝記者

2021年3月4日 18時47分

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