芦澤辰弘がGIII初優勝! ~松阪競輪場~

photo-92207
芦澤辰弘
トロフィーと花束を掲げて写真撮影
photo-92208
逃げる長島を1/2車輪交わした所がゴール線
来年の競輪祭の出場権をゲット!

 11月17日に松阪競輪場で設備等協賛競輪in松阪『ザ・レオニズカップ』(GIII)の決勝戦が行われた。レースはライン4車となった長島大介が主導権をにぎると最後は好展開を迎えた芦澤辰弘が差し切ってGIII初優勝を決めた。

 レースは西村光太が率いる中部勢が前受け。4車の長島大介が3番手の位置を取るが、すかさず塚本大樹が上昇してきて併走状態に。青板過ぎには長島が下げて中団に塚本がおさまる。赤板で長島が一度上昇するが、切らずに一度下げ切る。鐘で前団が少しごちゃつくと鐘4コーナー過ぎから長島が一気にスパート。4番手の中村浩士は離れてしまうが、3車で出切り最終バックを通過。別線の巻き返しはなく、直線に入ってから芦澤辰弘が追い込むと逃げる長島をゴール前で交わした。

 「レースに集中していました。自分の位置を奪われるというか、展開、流れでそうなるかなと。海老根さんと中村さんも固めてくれたのでその位置を死守しないとって気持ちでした。長島君と同じ世代で戦ってきて連係実績もあって信頼もしているし、そういうところを千葉勢も見てくれていたから3、4番手を固めてくれたと思う。G3初優勝が長島君の後ろだったのが嬉しい。腰は当たり前ですけど、自分に投資する意味でもケアの機械を買っているし正直、今も痛いけどレースできたのは仲間のおかげ。腹は括れましたね。ここで終わっても仕方ないし、それまでと思って腹括った。スタートは取れなかったけど、取りにいったし自分の仕事はした。西村君も地元で気持ち一本で走っていると思うし、今年地元を走らせてもらってその思いがわかる。作戦じゃなくて気持ちですね。それを上回ることができたのはラインの力だと思う。今回走ったメンバーにはもちろんリスペクトがあるし、今回は僕が勝たせてもらったけど、次はわからないですから。ここが終わりじゃないですし。2、3年前はG1出場が当たり前でしたけど、今は遠くに感じて画面越しでみてすごいレースだなって思う。(長島)大介もレースが終わってから次はG1でよろしくお願いしますって言ってくれたので。1年後ですけど計画をやり直して準備したい」

池端航一記者

2024年11月17日 17時38分

開催情報

ページトップへ