郡司浩平が完全優勝で大会連覇 ~松阪競輪場~
目の前のレースで1着を獲りにいく
1月26日、松阪競輪場で開設74周年記念「蒲生氏郷王座競輪」の決勝戦が行われ、深谷知広の先行に乗った郡司浩平が優勝。郡司は前回の73周年記念に続いて大会を連覇。24年8月27日の小田原記念以来、通算22回目のG3優勝となった。
【レース経過】
スタートは外枠の郡司浩平と1番車の古性優作が出て出方を伺い、郡司が前を取って深谷知広を迎え入れる。南関勢が前受けでその後ろに古性-岩津裕介、単騎の浅井康太、佐藤慎太郎に山田庸平-小川勇介の九州勢で周回を重ねる。深谷は赤板で山田の上昇を突っ張って先行態勢に。車を下げた山田は4番手に入り、古性は山田と外で併走するが、小川に張られて車を下げる。深谷が軽快に駆けて行くと郡司は最終ホーム付近から車間を空け始めて間合いを図る。後方では6番手の位置から浅井がまくり出て、その動きに合わせるように山田も前に踏み込む。山田の仕掛けに合わせて踏んだ郡司が先頭でゴールを駆け抜けた。
【優勝者 郡司浩平選手インタビュー】
「前にも後ろにも世話になりっぱなし。(スタートは)外枠だったので、深谷さんを見て、古性も前っていう感じではなく、確認して。周りの動きも確認してでした。あとは任せていたので。昨日も今日も(深谷は)すごいですね。引くかなっていうところで突っ張ったので、また昨日のパターンだと、腹をくくりました。(古性が)自分たちの後ろにいたし、どこかで追い上げてくるかな、とか、外で踏みながら来るか、とか考えていました。深谷さんが突っ張った時点で番手の仕事に頭を切り替えて、2コーナーでは(別線が)来ていなくて、嫌なところできちゃうかなと。岩本さんが内を締めてくれていたし、深谷さん、岩本さんのおかげで優勝できました。(最後は)残しにかかると、くわれるので勝ちに徹した。(立川は準優勝で今回の優勝でホッとした?)ホッとした感じはないですね。目の前のレースで1着をとるっていうのは決勝でも変わらずに、その意識で走れた。グランプリが終わった後からレースで悔しさをぶつけたいと年頭から思っています。目の前のレースで勝つことだけ考えていきます」
2025年1月26日 18時00分
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選手詳細データ
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郡司浩平 選手神奈川・99期